研究課題
(1) 降雨先行指標としての地上風速収束量の利用可能性の再検討高時空間解像度の都市気象情報を詳細に検討した結果、東京―練馬―埼玉を結ぶライン上で、その東西域に比べて海風侵入が著しく遅延する領域が見出された。この領域は、周囲よりも弱風化・高温化し、夕刻近くまで海風が停滞する。海風遅延域は、集中豪雨の頻発域とほぼ合致しており、海風遅延域と集中豪雨発生の因果関係は、この研究課題内では完全には解明されなかったが、今後、その解明が重要な課題として残された。また、次に述べる高精度化した都市気象モデルによって、この海風遅延域が、都市域の運動量・熱粗度の増加及び、人口排熱の増加といった、都市化によって引き起こされていることが明らかとなった。(2) 都市気象モデルによる豪雨発生予測可能性の検討メソ気象モデルWRFに最新の陸面過程モデルと細密建物地理情報を組み込んで、東京における豪雨事例を対象として、豪雨シミュレーションを行い、それによって都市化により集中豪雨が強化されることなどが示された
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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土木学会論文集B1(水工学)
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