研究課題
本年度の研究活動は、以下のように進めて成果を出した。非物的社会資本形成のための地域マネジメントに対する関連主体の役割やその関係性を分析し、構築、補強されたデータベースによりケーススタディを行って、PPP(public private partnersnip)による地域.環境再生への新しい方向性の提案を検討した。1)地域・環境再生における広域での連携計画・マネジメント体制・実現プログラムに関するヒアリング及びワークショップ(担当:上野、小篠、鶴崎)(平成22年10月)EU諸国の地域再生に対して広域連携計画・マネジメント・実現プログラムに注目し、その仕組み等を明らかにした。ブラウンフィールドの環境再生を地域新産業の創出に取り組み、その成果を出しつつあるブラッドフォード都心開発会社とブラッドフォード大学、ノーサンプトン大学、さらに、イングランド高等教育助成カウンシルにヒアリングを行い、縮退地域における環境と経済の再生、新産業クラスターの創出、地域共同体の再生と大学との連携についての具体的な仕組みを明らかにした。2)連携実態データベースの構築2(担当:上野、小松、小篠、鶴崎、三宅、遠藤)(1)連携の具体的取り組み、(2)国内外の大学と地域の連携システム、(3)マスタープランの有無、(4)連携関連主体、(5)経済、地域共同体の再生における連携の役割、(5)広域での連携計画、(6)連携実現プログラム等を要素として、データベースを完成させた。3)ケースタディ調査(担当:小林、坂井、上野、小松、斎尾、鶴崎、小篠)データベースを活用しながら、連携のための新たな主体間の関係性の提案を行い、(1)既成市街地内における再開発、(2)新たなキャンパス開発と周辺地域整備、(3)産学連携などによる複合機能開発、(4)広域連携の4つのケースにおける地域・環境再生において、ポートランド、北京、ソウルの大学、都市におけるワークショップにおいて考察と提案を行った。(平成23年3月)
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日本建築学会大会学術講演梗概集
巻: F-1 ページ: 733-736
巻: F-1(選抜梗概) ページ: 729-732
巻: F-1(選抜梗概) ページ: 737-740