研究課題
本年度は、総合化を目指すための計画体制、手法、制度とマネジメントシステムの構築を目指した。研究協力者である海外、国内大学、高等教育関連機関との討論による連携支援システムの具体化への可能性の検討と、今までの結果分析による総合考察、地域へのフィードバックを国際シンポジウムを行って実施した。1)地域の様々なステークホルダーとの協働による連携実現化プロセス(担当:小林、上野、坂井)・地域が自立的に立案を求められる計画についての策定支援・大学と地域のインターフェイス組織の構築支援・様々な財源計画に対する計画支援とマッチング以上の内容を、実現するために、ポートランド州立大学と、ブリティッシュコロンビア大学にヒアリングを行い、各大学が地域における実践のメカニズムを分析した。2)連携システムの定着化を評価するアクションリサーチ(担当:上野、小篠、斎尾、鶴崎)連携支援システムの社会化と定着化を目指し、支援方法、課題等を検証するために、ブラッドフォード大学とブラッドフォード市、ベルギー、ルーバン・ラ・ヌーブへの再調査を行い、可能性を検証した。10)総合的考察・提案と国際連携システム(担当:小林、倉田、上野、坂井、小松、小篠、鶴崎、斎尾、三宅、遠藤)複数年度にわたる資料収集、現地調査、ケーススタディとそれぞれの分析結果をもとに、(1)「シナリオ・プランニング」と連携支援システムの具体化の検討とその適用の可能性、(2)複数の国際的戦略の検討による地域再生の方向性を国際連携体制の構築を含めた提案、を行うために2012年2月に今までの調査対象大学、都市の関係者を招聘して、国際シンポジウムを実施した。また、最終的に、国際的なエリアマネジメント支援ネットワークの構築を進めために、東アジアの研究機能を持つ組織との協働の可能性をシンガポール国立大学へ打診し、その可能性を討議した。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)
日本建築学会大会学術講演梗概集(選抜梗概)
巻: F-1 ページ: 741-744
巻: F-1 ページ: 745-748
巻: F-1 ページ: 749-752
巻: F-1 ページ: 753-756