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2010 年度 実績報告書

建物群を対象としたLCC予測に基づくLCM手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21360294
研究機関熊本大学

研究代表者

位寄 和久  熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (00244103)

キーワードFM / LCC / LCM / LCRC / 改修 / 修繕 / 推定式 / CAFM
研究概要

1)建物群を対象としたLCM手法の改良:前年度に提案した、施設群を対象とした修繕・更新費用の単年度投資額平準化手法を改良した。FM実践での利用に耐えうるものに進化させるため、ケーススタディー対象である大手通信事業者内営繕部門の実際の施設維持管理の様態をLCM手法に反映させた。具体的には、修繕・更新費平準化のための投資額配分の基本手順を確立するとともに、投資の先延ばし、前倒しに関して詳細な条件を導入し、それら条件の組合せによって全48パターンを提案した。
2)提案したLCM手法の評価:提案したLCM手法を評価した。具体的には、修繕・更新費の単年度投資額を平準化率という観点から定量的に評価した。修繕・更新の先延ばし・前倒し条件の組合せの全48パターンに対して、各パターンの平準化率と施設維持管理業務上の長所、短所を一体的に評価した。評価対象データは、大手通信事業者から入手したデータ群の中の基本施設管理単位とした。また、ここでの評価結果を大手通信事業者内営繕部門のFM実務者数名に提示し、その妥当性について簡単なヒアリングを実施した。
3)LCM手法の改良:ヒアリング結果に基づき、単年度投資額平準化手法の条件を一部改良した。それにより、大手通信事業者内営繕部門のFM業務特性に合致した単年度投資額平準化手法を確立することができた。また、前年度に提案したLCC予測式の推定精度を向上させるため、予測式適用判断条件を増やし予測式を追加した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] キャンパス施設におけるBIMを用いたLCC算定手法に関する研究-キャンパスFM業務モデルに関する研究その26-2011

    • 著者名/発表者名
      長曽我部真裕、位寄和久、下田貞幸、大西康伸、柴田洋希、竹井大将
    • 雑誌名

      日本建築学会研究報告九州支部

      巻: 第50号3 ページ: 69-72

  • [雑誌論文] 熊本大学の施設群を対象とした経年別投資額推定手法に関する研究-キャンパスFM業務モデルに関する研究その25-2011

    • 著者名/発表者名
      高石寿朗、位寄和久、下田貞幸、大西康伸、柴田洋希、坂本興志
    • 雑誌名

      日本建築学会研究報告九州支部

      巻: 第50号3 ページ: 65-68

  • [雑誌論文] 施設群のLCRCを対象とした単年度投資額平準化手法に関する研究-日本型ファシリティマネジメント業務モデルに関する研究その29-2010

    • 著者名/発表者名
      位寄和久
    • 雑誌名

      日本建築学会北陸大会講演梗概集

      巻: E-1 ページ: 1107-1108

  • [雑誌論文] 施設群を対象とした建物外装のLCRC推定精度向上に関する研究-日本型ファシリティマネジメント業務モデルに関する研究その30-2010

    • 著者名/発表者名
      位寄和久
    • 雑誌名

      日本建築学会北陸大会講演梗概集

      巻: E-1 ページ: 1109-1110

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公開日: 2012-07-19  

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