研究課題
基盤研究(B)
電解質膜のうち、高いイオン伝導率を示したのはトリメチルアミンを用いて作製した試料膜で、60℃、相対湿度80%の条件化において0.9mS/cmの導電率が得られた。構造と特性の相関関係を調べた結果、膜の均一性がイオン伝導に重要であり、その制御を出発物質の選択により行うことが可能であることがわかった。AMFC単セルを作製し、水素・酸素供給下にて出力特性を評価したところ、最大出力密度は0.16mW/cm^2であり、最大電流密度は0.8mA/cm^2であった。単セルを交流インピーダンス測定により発電中に評価したところ、高周波側より10Hzまでの周波数領域に抵抗が観察された。この抵抗の主な要因は周波数が低い領域に観察されたことから触媒粒子近傍のイオン伝導および物質拡散と推定される。本研究では、AMFC用電解質膜および電極用の材料と作製手法の開発を行い、AMFCセルを作製して機能を実証することができた。
すべて 2012 2011 2010 2009 2008
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (12件)
Journal of Power Sources
巻: Vol. 199 ページ: 174-178
IOP Conference Series: Materials Science and Engineering
巻: 8(12) ページ: 22008-1-22008-4
J. of Korean Pys. Soc.
巻: 56 ページ: 1215-1222
J. Mater. Res. Soc. Jpn.
巻: 3 ページ: 51-55
Mat. Sci. and Eng. B
巻: 161 ページ: 138-141
セラミックデータブック
巻: 36 ページ: 71-75
J. Ceram. Soc. Jpn.
巻: 117 ページ: 1246-1248
Ultramicroscopy
巻: 08 ページ: 529-535