Ureibacillus thermosphaericusによる生物的脱リグニンを行うために、まず、Thermobifida fsucaのCel9Bのcellulose binding domainを用いて、糖化率と高く相関する脱リグニン効果を迅速に評価する方法を確立した。本菌はリグニン分解に関与する酵素として、Mn-peroxidase、Cu-amine oxidaseなどをもっていた。本菌は7種のアミノ酸、2種のビタミンおよび無機塩からなる培地で培養することができ、グルタミン酸を添加しながら培養することによってリグニン分解酵素を継続的に生産させることができた。
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