研究課題
基盤研究(B)
ラン科の複数のグループを材料に、植物の菌従属栄養性進化にともなう形質進化の実体を研究した。その結果、進化過程において独立栄養と菌従属栄養の中間段階が存在すること、菌従属栄養性は多数の形質のさまざまな形質状態が組み合わさった進化の結果として獲得されること、菌従属栄養植物の種類ごとに栄養摂取に関わる形質の組み合わせの異なること等を解明した。従来、植物の独立栄養性から菌従属栄養性への進化は、ワンステップの単純な事象として理解されてきたが、進化のパタンとプロセスが多様で複雑であることが明らかになった。
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American Journal of Botany
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