研究課題
基盤研究(B)
DNA複製反応の正確な制御は、遺伝情報の完全生を保つために必須である。Cdt1はORC及びCDC6と協調して、複製ヘリカーゼMCM複合体を複製開始点に結合させる。GRWD1は新規Cdt1結合蛋白として同定された。本研究で以下のことが明らかとなった。(1) GRWD1はCDC6及びCdt1と結合し、複製開始点に集積する。(2) GRWD1は新規ヒストン結合蛋白質であり、ヒストンシャペロン活性を持つ。また、GRWD1は実際にクロマチン構造のopenness(一般にオープン構造は、種々の反応を促進すると考えられている)を制御している。(3) GRWD1をsiRNAで抑制するとMCM結合が抑制される。よって、GRWD1は複製制御において重要な役割を担っているであろう。
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http://tansaku.phar.kyushu-u.ac.jp/saito/top.html