研究課題
基盤研究(B)
私共は、これまでに、低分子量G蛋白質Arf6を中心としたGEP100-Arf6-AMAP1経路が乳癌細胞の浸潤・転移形質獲得に根幹的役割を果たしていることを明らかにしてきた。本研究により、いくつかの乳癌細胞における低酸素環境やTGFss1刺激によるEMT様の変化に伴う浸潤・転移形質獲得に、共通して、GEP100-Arf6-AMAP1経路がc-Metの活性化を介して活性化されることが必須であることを明らかにした。さらに、低酸素下においてGEP100-Arf6-AMAP1経路を構成する分子群の遺伝子発現が亢進すること、その制御に低酸素環境における癌の浸潤性や幹細胞性の誘導に関わる転写因子HIFあるいはエピジェネティック因子EZH2が関与することを見出した。
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