• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

陸上植物の共通祖先が持っていた発生システムの推定

研究課題

研究課題/領域番号 21370107
研究機関基礎生物学研究所

研究代表者

長谷部 光泰  基礎生物学研究所, 生物進化研究部門, 教授 (40237996)

研究分担者 日渡 祐二  基礎生物学研究所, 生物進化研究部門, 助教 (10373193)
キーワードポリコーム遺伝子 / リニア / 前維管束植物 / オーキシン / 進化 / ヒメツリガネゴケ / KNOX / PIN
研究概要

(1)ヒメツリガネゴケ無限成長胞子体とリニア植物群化石の比較解析のため、連携研究者所有の高解像度X線CT(HRXCT)を用いて、ライニーチャート内のリニア類の分枝様式のCT解析を行った。しかし、解像度が十分でなく、はっきりとした画像が得られなかった。
(2)ヒメツリガネゴケ無限成長分枝胞子体の無限成長と分枝を制御する分子機構解析のため、オーキシンシグナル可視化マーカーとしてGH3プロモーター制御の小胞体局在型青色蛍光タンパク質(Cerulean)発現系統を作出した。またppclf遺伝子破壊系統を元株にclass1KNOXタンパク質MKN4に融合した黄色蛍光タンパク質(Citrine)発現系統を作成した。これらのマーカー系統を用いることで生細胞におけるオーキシンシグナルおよびclass1KNOXタンパク発現の可視化が可能となった。
さらに、オーキシンフローを可視化するために、ppclf遺伝子破壊系統を元株としてオーキシン排出キャリアタンパク質PpPIN5融合赤色蛍光タンパク質(tagRFP)発現系統を作出した。この系統を観察したところ、tagRFP融合タンパク質が分枝の基部付近の細胞膜上に局在することがわかった。従って、PpPIN5もシロイヌナズナPIN1タンパク質と同様に細胞膜にターゲットすること、PpPIN5が分枝基部付近のオーキシンフローに関わることが示唆された。
UV照射による突然変異体作出を行った。致死率から適当なUV照射量を決定し、突然変異体の作出を開始した。しかし、まだ変異体が得られていない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.nibb.ac.jp/evodevo

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi