研究課題
基盤研究(B)
ポストゲノム時代において有益なカイコのバイオリソースを開発する為に化学変異源:エチルニトロソウレアを用いたミュータジェネシスの可能性を追究した。その結果、ENUは有用な変異源であることが判明した。カイコの翅には鱗粉が形成されるが、その鱗粉が形成が劣る変異体、幼虫時期に体形が反り、行動が緩慢になる変異体、蛹の翅原基が膨張する変異を始め、卵形成が不完全になる一群の変異体等20種を上回る変異体を得た。また、凍結した精子の受精率を上げる上で有効な3倍体カイコを高率に得る方法を見出した。野外のクワコの変異(大型の卵を産む系統や黒蛹の存在)、既存の遺伝的変異体の連鎖解析も行い、リソースの充実をはかった。
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Cryobiology
巻: 66(3) ページ: 283-287
10.1016/j.cryobiol.2013.03.004