研究課題/領域番号 |
21380041
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研究機関 | 独立行政法人農業生物資源研究所 |
研究代表者 |
瀬筒 秀樹 独立行政法人農業生物資源研究所, その他部局等, ユニット長 (70342805)
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研究分担者 |
河本 夏雄 独立行政法人農業生物資源研究所, その他部局等, 主任研究員 (30355747)
冨田 秀一郎 独立行政法人農業生物資源研究所, その他部局等, 主任研究員 (30360457)
新美 輝幸 名古屋大学, 生命農学研究科, 助教 (00293712)
畠山 正統 独立行政法人農業生物資源研究所, その他部局等, 主任研究員 (50281142)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | トランスジェニック昆虫 / プロモーター / カイコ / ナミテントウ / キイロショウジョウバエ / カブラハバチ |
研究概要 |
各昆虫種(カイコ:瀬筒、河本、冨田、キイロショウジョウバエ:冨田、新美、カブラハバチ:畠山、ナミテントウ:新美)において、部位特異的組換えの条件設定、改良エンハンサートラップ用のベクター構築および組換え系統の作出、プロモーター探索等を行なった。 カイコでは、インテグラーゼの標的配列を導入した改良エンハンサートラップ系統の開発を行い、エンハンサーを検出している系統が得られた。FLP-FRT系を利用したクローン解析実験系では、組換え酵素FLPの発現を誘導する熱ショックの条件と体細胞クローンのパターンとの関係を各種組織について明らかにして有効性を示し、論文発表を行った。 カブラハバチでは、tTAとEGFPのキメラタンパク質を産出するような系統を用いたエンハンサ-トラップを実施した。これまで再転移により致死となる場合は見られたが、明らかな表現型としてエンハンサーを検出できるまでには至っていない。 ナミテントウでは、汎用性の高い強力な発現誘導プロモーターの候補としてナミテントウからクローニングしたcytoplasmic actin遺伝子のプロモーターの有効性を検証したところ、ショウジョウバエにおいて有効であることが示唆された。 人工プロモーターの開発にむけては、ie1プロモーター等およびカイコの体表黒色を薄くするBmaaNAT遺伝子を用いて、カイコ、カブラハバチ、テントウムシ、キイロショウジョウバエで機能するかを検証したところ、カブラハバチ以外の昆虫種の黒色色素を薄くできた。カブラハバチではie1プロモーターによる発現誘導のみ確認できた。また、プロモーター領域の迅速な特定のために、バキュロウイルス系よりも扱いやすいと思われるエレクトロポレーションを利用した一過性の遺伝子導入発現系の開発に着手し、カイコではこの方法が有効であることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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