研究課題
基盤研究(B)
地温が高いとイネ幼苗の葉に深刻な低温障害をもたらす。この時葉では先ず硝酸や亜硝酸が蓄積し、その後光化学系IIのQAからQBへの電子伝達が完全に遮断された。これに伴い、チラコイド膜内外のΔpHが消滅し、熱放散(活性酸素消去系)が機能しなくなり、光化学系IIが過剰還元状態となった。このことが、活性酸素や過酸化脂肪の発生等を経て、チラコイド膜、葉緑体包膜、細胞膜等の生体膜を破壊し、葉を枯死に至らせる原因と推定される。
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Plant and Cell Physiology
巻: 52(9) ページ: 1697-1707
DOI:10.1093/pcp/pcr104