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2009 年度 実績報告書

"糖質資化のホモキラリティー"への挑戦!《L-グルコース代謝機構の解析》

研究課題

研究課題/領域番号 21380054
研究機関筑波大学

研究代表者

中村 顕  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (10207863)

キーワードL-glucose 代謝 / L-glucose dehydrogenase / Paracoccus / inositol dehydrogenase / inosose reductase / L-eluconate dehydrogenase
研究概要

・メタボロミクス的手法によるParacoccus sp.43P株のL-glucose代謝機構の推定
Paracoccus sp.43P株のL-glucose代謝機構を推定するため、メタボロミクス的手法を用いた解析により、L-グルコースが同菌株内でどのような化合物に変換されていくのかを経時的にモニターすることを計画した。同解析ではサンプル調製の際に、細胞を飢餓条件にさらした後にL-glucoseを添加して、代謝産物を経時的に解析することにより、他の代謝産物が少ない条件で解析することが必要であった。そのための培養条件を各種検討したものの、本菌株は飢餓条件にさらすとすぐに溶菌してしまうため、適切な培養条件を設定することは不可能であった。そのため、メタボロミクス的解析については断念することとした。
・L-glucose代謝の第2段階を触媒するL-gluconate dehydrogenase遺伝子のクローン化と解析
上記の解析とは別に、同株のL-glucose代謝の第2段階を触媒するL-gluconate dehydrogenaseを見出し、同酵素の精製と遺伝子のクローン化、並びに同酵素の機能解析を行った。その過程で同遺伝子の周辺領域に、L-glucose代謝に関連すると推定される遺伝子群を見出した。そのため、上記のメタボロミクス的解析を継続するよりも、該当遺伝子群の機能解析を優先するほうが、より早く同株のL-グルコース代謝の全貌を明らかにすることができると考えて、平成23年度に周辺遺伝子の機能解析を計画することとした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] L-glucose dehydrogenase, the first enzyme for L-glucose metabolism in Paracoccus sp. 43P.2010

    • 著者名/発表者名
      T.Shimizu, N.Takaya, A.Nakamura
    • 学会等名
      110th General Meeting, American Society for Microbiology
    • 発表場所
      San Diego Convention Center, San Diego, CA, USA
    • 年月日
      2010-05-26

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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