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2011 年度 実績報告書

新規マウス系統を用いた、高脂肪食誘発型糖尿病の原因遺伝子とその関連遺伝子群の解析

研究課題

研究課題/領域番号 21380079
研究機関名古屋大学

研究代表者

堀尾 文彦  名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (20165591)

キーワード糖尿病 / 糖尿病遺伝子 / 高脂肪食 / マウス
研究概要

本研究では、独自に開発した2型糖尿病マウスであるSMXA-5系統を用いて、このマウスが保有する第2番染色体に存在する高脂肪食誘発性糖尿病の原因遺伝子を同定することを目的とした。
この第2番染色体上の糖尿病遺伝子を保有する染色体断片を正常マウス(SM/J系統)に組み込んだ糖尿病コンジェニック系統を作出して、候補遺伝子の選抜を進めた。
①コンジェニック系統の糖尿病形質の解析により絞り込んだ染色体領域内での候補遺伝子の特定
マウス・ゲノム・データベースを活用して、限局した第2番染色体領域内に存在する遺伝子から糖尿病に関与する可能性がある遺伝子群を抽出した。それらの遺伝子についてSMXA-5とSM/Jマウスの塩基配列を比較し、翻訳領域の塩基配列において両系統間でアミノ酸置換が起こる変異のある遺伝子を選抜した。この結果、Rapgef4 (Rap guanine nucleotide exchange factor4)を候補遺伝子として選抜した。糖尿病コンジェニック系統とSM/J系統で各組織でのRapgef4 mRNAレベルを測定した結果、両系統間でレベルに差は見られなかった。よって、Rapgef4の両系統間での変異が、この遺伝子の機能に変化をもたらすことの証明を進めることを計画している。

現在までの達成度 (区分)
理由

23年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

23年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Ternatin, a cyclic peptide isolated from mushroom, and its derivative suppress hyperglycemia and hepatic fatty acid synthesis in spontaneously diabetic KK-Ay mice.2012

    • 著者名/発表者名
      Kobayashi, M.
    • 雑誌名

      Biochem.Biophys.Res.Commun.

      巻: 427 ページ: 299-304

    • DOI

      10.1016/j.bbrc.2012.09.045

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 2型糖尿病動物モデルを用いた糖尿病発症因子解析の最新動向2012

    • 著者名/発表者名
      小林美里
    • 雑誌名

      日本臨床

      巻: 70 ページ: 202-206

  • [雑誌論文] Coffee and caffeine improve insulin sensitivity and glucose tolerance in C57BL/6J mice fed a high-fat diet.2011

    • 著者名/発表者名
      Matsuda, Y.
    • 雑誌名

      Biosci.Biotechnol.Biochem.

      巻: 75 ページ: 2309-2315

    • DOI

      10.1271/bbb.110452

    • 査読あり
  • [学会発表] マウス第12番染色体上の脂肪肝感受性に関与する遺伝子の探索

    • 著者名/発表者名
      小林美里
    • 学会等名
      日本農芸化学会2012年度大会
    • 発表場所
      京都
  • [学会発表] 高脂肪食誘発型2型糖尿病の原因遺伝子の解析 -新規モデルマウスを用いて-

    • 著者名/発表者名
      堀尾文彦
    • 学会等名
      第66回日本栄養・食糧学会大会
    • 発表場所
      仙台
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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