研究課題
基盤研究(B)
バイオエタノール残渣リグニンの高度活用を目指し、新規環境保全物質を創製することを目的とした。アルカリ水熱処理により残渣リグニンを水可溶性物質に変換した後、アクリル酸との共重合を試みたが、相溶性の問題から共重合ポリマーを得ることができなかった。しかしながら、ε-カプロラクトンとの共重合により、高い膨潤性を示す新規バイオポリエステルの調製に成功した。また、アルカリ水熱処理による残渣リグニンの水溶化メカニズムを、モデル化合物を用いて明らかにした。
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Journal of Wood Science
巻: 57(3) ページ: 214-218