研究課題
基盤研究(B)
本研究では、ボツリヌス菌が産生するボツリヌス毒素(以下、毒素)とC3酵素の難治性中枢神経系疾患への臨床応用の可能性を探ることを目的に、難治性てんかん、パーキンソン病および脳梗塞による運動機能障害に注目し、各モデル動物での有効性評価を実施した。結果、高純度のA2型毒素(A2NTX)と細胞膜透過型C3酵素(Tat-C3)の大量調製に成功し、各種マウス難治性てんかんモデルおよびラットパーキンソン病様モデルを作製し、有意なA2NTXの有効性を確認した。また、予備検討において、脳梗塞による運動機能障害モデル(ラット中大脳動脈閉塞)を作製し、Tat-C3の脳梗塞縮小効果を見出した。以上の成果は、難治性中枢神経系疾患において、A2NTXとTat-C3のへの臨床応用の可能性を示唆するものである。
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