研究課題
基盤研究(B)
イネの紫外線UVB抵抗性を決定するCPD光回復酵素は、核、葉緑体、ミトコンドリアに移行して、CPD修復の機能を担う、triple targeting proteinであることを見出した。各オルガネラへの移行のメカニズムを解析した結果、(1)391-401番目のアミノ酸配列(MHGFMRMYWAK)が、ミトコンドリア移行に関与し、(2)487-489番目の3アミノ酸(KKR)は核移行に関与していることを見出した。ミトコンドリア移行シグナル配列は、これまでに見出されていない新規のシグナル配列であり、進化の過程で太陽光に常に曝される環境で生きるようになった高等植物が、ミトコンドリア障害を防ぐために新たなミトコンドリア移行のメカニズムを獲得したのではないかと推察された。
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