研究課題/領域番号 |
21390065
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
鯉淵 典之 群馬大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80234681)
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研究分担者 |
竹下 章 公益財団法人冲中記念成人病研究所, その他部局等, 研究員 (20322646)
高鶴 裕介 群馬大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30446265)
岩崎 俊晴 群馬大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80375576)
下川 哲昭 群馬大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90235680)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 甲状腺機能低下症 / 内分泌かく乱化学物質 / 小脳 / 脳発達 |
研究概要 |
課題1 遺伝子変異動物を用いて受容体・共役因子機能変化に伴う行動や遺伝子発現変化を解析した。先天性甲状腺機能低下症を示すdual oxidaseノックアウトマウス小脳,および変異甲状腺受容体をプルキンエ細 胞特異的に発現するマウスを用いて,甲状腺機能低下に伴う行動変化(日内行動量やロータロッドなど)を解析 した。そして明らかな小脳および大脳発達異常がある事を明らかにした。また,同様に先天性甲状腺機能低下症を示すサイログロブリン遺伝子発現異常ラット(rdw)を用いて同様の実験を行った。行動解析に加え,生化学的な解析も行い,ドーパミンの黒質から線条体までの輸送が障害されいてる事を明らかにした。さらに,発達期ラットに水酸化PCBを投与し,多動を生じる事を確認した。 課題2 培養神経細胞や小脳スライス標本における受容体・転写共役因子相互作用による細胞機能変化の解析した。マウス小脳スライス標本を用いて,パッチクランプによる細胞膜興奮性の変化を調べた。そしてPurkinje cell-pararllel fiberシナプスにおいて神経伝達の異常がある事を明らかにした。 課題3 クロマチン免疫沈降法による核内受容体・転写共役因子のDNA結合の経時的解析した。近年開発されたクロマチン免疫沈降法により,核内受容体・転写共役因子と応答配列との結合の経時的変化を解 析し,どの受容体や共役因子が転写調節に関与しているのか同定する。神経細胞での解析が困難だったため,神経細胞と同様に膜の興奮により細胞の特性が変化する骨格筋をモデルとして用いて実施した。そしてNa-K ATPase遺伝子に甲状腺ホルモン応答配列を同定し,甲状腺ホルモン受容体が結合している事を同定した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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