研究課題
基盤研究(B)
転写制御因子であるIκB-ζの遺伝子欠損マウスは、目の周囲に慢性炎症を自然発症する。本研究では、この慢性炎症について解析した。その結果、このマウスの炎症は、ヒトのシェーグレン症候群に酷似した自己免疫疾患によること、この炎症の発症には、リンパ球の存在が必須であるが、リンパ球の異常が原因ではなく、上皮細胞におけるIκB-ζ遺伝子の欠損による涙腺における過剰なアポトーシスがその主要な原因であることを明らかにした。本研究成果は、シェーグレン症候群の発症機序の理解とその治療に大きく貢献すると考えられる。
すべて 2013 2012 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (18件) 図書 (3件) 備考 (3件)
TLRand FcγreceptorInt Immunol
doi:10.1093/intimm/dxt017
PLoS One
巻: 8(3) ページ: e59026
doi:10.1371/journal.pone.0059026. Epub2013 Mar 8.
Immunity
巻: 38(3) ページ: 450-60
DOI:10.1016/j.immuni.2012.11.016. Epub 2013 Feb 28.
Mol Cell Biol
巻: 32(19) ページ: 3938-48
doi:10.1128/MCB.00413-12. Epub 2012 Jul30.
FEBS J
巻: 279(2) ページ: 211-22
doi:10.1111/j.1742-4658.2011.08416.x. Epub 2011 Nov 30.
Proc Natl Acad Sci U S A.
巻: 107(41) ページ: 17680-5
Nature
巻: 464(7293) ページ: 1381-5
doi:10.1038/nature08922
http://www.biology.tohoku.ac.jp/lab- www/muta_lab/
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2013/03/press20130228-02.html
http://www.lifesci.tohoku.ac.jp/research_ja/14954/