研究課題/領域番号 |
21390131
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉田 真一 九州大学, 医学研究院, 教授 (60128113)
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研究分担者 |
藤井 潤 九州大学, 医学研究院, 准教授 (60271441)
飯田 健一郎 九州大学, 医学研究院, 助教 (00346777)
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キーワード | レジオネラ / 環境 / 細胞内寄生菌 / グルコース代謝 / アメーバ |
研究概要 |
1. L.pneumophilaはEntner-Dondoroff(ED)経路を使ってグルコースを代謝していることを証明し、ED経路はin vitroでの増殖には必要ではないが、アメーバや上皮細胞、マクロファージ内での増殖には必要であることを見出し、報告した。 2. L.pneumophilaのicmNMLKEGC遺伝子はオペロンを形成すること、しかし、icmM上流にはsecondary promoterがあること、icmN遺伝子は本菌の低温下でのアメーバ内増殖に必要であることを見出し、報告した。 3. L.dumoffiiのプラスミド上にあるnickase遺伝子は本菌の低温下での増殖(in vitro,アメーバ内ともに)に必要であることを示し、報告した。 4. L.dumoffiiのプラスミド上にあるtra遺伝子オペロンは上皮細胞内侵入を担っていることを示した。 5. L.oakridgensisの細胞内増殖において、本菌が特異的なマイクロコロニーを形成することを見出したので、電顕にて増殖場所の特定を行っている。 6. 食塩泉由来のL.pneumophilaは食塩耐性であり、マクロファージ系細胞J774への病原性も強いことを見出した。 7. L.pneumophilaの蛍光物質をHPLCで分離後、結晶化し、NMRとX線回折で解析している。
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