• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

歯科医師-患者-歯科衛生士のリスクコミュニケーションに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21390164
研究機関九州大学

研究代表者

信友 浩一  九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90037424)

研究分担者 萩原 明人  九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50291521)
濱嵜 朋子  九州女子大学, 家政学部, 准教授 (60316156)
キーワード歯科 / 患者 / コミュニケーション / リスクメネージメント
研究概要

近年、歯科医療の現場では患者への情報提供の重要性が高まっており、患者が得た情報や医療者とのコミュニケーションは、患者の治療における意思決定や受診行動に影響を及ぼす可能性が高い。しかし、歯科領域での医療者-患者コミュニケーションに関する知見は殆ど見あたらない。そこで、本研究では、歯科医療機関の患者、歯科医師、歯科衛生士を対象に、自記式質問票を用いて、3者間のコミュニケーションを評価する。特に、3者をセットにした3者コミュニケーションとして把握し、各2当事者間のコミュニケーション(「歯科医師-患者」「患者-歯科衛生士」「歯科医師-歯科衛生士」)の齟齬(例、歯科医師と歯科衛生士が患者に異なった説明や指示をする)や質が患者のコンプライアンス、治療に対する患者の満足度、受診行動に及ぼす影響を評価する。コミュニケーションの質は、萩原が提唱している方法である、患者と医療者に同じ選択肢を有する同一の質問(例、副作用に対する説明は十分ですか?)を発して回答を求め、両者の認識のズレで評価する。
平成21年度は、(1)関連する文献や先行研究をレビューし、その知見を基に、当事者間のコミュニケーション(「歯科医師-患者」「患者-歯科衛生士」「歯科医師-歯科衛生士」)に関する自記式質問票を作成した。更に、(2)全国の歯科医療機関を対象に、調査に参加する複数の歯科医療機関を募り、全体で約10施設を確保した。(3)年度の後半から、自記式質問票を用い、一部の参加医療機関を対象に、質問票を送付し、調査を開始した。現在、調査票を回収中であり、回収状況を見て、今後、更に参加医療機関を募るか否かを判断する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 患者さんとの日常トラブル その防止と円満解決のための7つの原則2010

    • 著者名/発表者名
      萩原明人
    • 雑誌名

      眼科と経営 21

      ページ: 3-21

  • [雑誌論文] Patient and physician perceptions of the physician's explanation and patient responses to physicians.2009

    • 著者名/発表者名
      Hagihara A, Tarumi K.
    • 雑誌名

      Journal of Health Psychology 14(3)

      ページ: 412-424

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi