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2010 年度 実績報告書

地域での健康増進や疾病予防への遺伝子情報活用の有効性に関する探索的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21390168
研究機関自治医科大学

研究代表者

岡山 雅信  自治医科大学, 医学部, 准教授 (10285801)

研究分担者 梶井 英治  自治医科大学, 医学部, 教授 (40204391)
亀崎 豊実  自治医科大学, 医学部, 准教授 (90316513)
熊田 真樹  自治医科大学, 医学部, 准教授 (40326830)
小松 憲一  自治医科大学, 医学部, 助教 (70364510)
今野 和典  自治医科大学, 医学部, 助教 (40528676)
キーワード高血圧 / 遺伝子 / SNP / 塩分摂取 / 行動変容 / 遺伝子検査 / GNB3
研究概要

遺伝子情報(GNB3の結果)通知の効果を検証するためのベースラインデータの構築を行った。収集は5医療機関(大島診療所、平郡診療所、木屋平診療所、陶病院、西米良診療所)で実施した。894人を登録することが出来た。登録者のうち、男性が358(40%)で、年齢(平均±SD)は66.5±15.9歳で、65歳以上が579(65%)であった。GNB3のGenotypeは、CC:231(26%)、CT:416(47%)、TT(28%)であった。通知を希望した815(91%)にGNB3の結果を封書にて直接返却した。高血圧の治療中は462(52%)で、父が高血圧の者は227(25%)、母が272(30%)であった。塩分の濃い食べ物の好みについて、好むが149(17%)、どちらかと言えば好むが325(37%)、どちらかと言えば好まないが252(28%)、好まないが160(18%)であった。塩分摂取について、控えることに関心がないが81(9%)、控えないといけないが286(32%)、今すぐ控えたいが98(11%)、控えて6か月未満が14(2%)、控えて6か月以上が136(15%)、意識しなくても適量内であるが275(31%)であった。BMIは23.7±3.6で、25以上は276(31%)であった。健診時随時血圧は、最大が136.5±19.6mmHg、最小が77.5±11.9mmHgで、平均家庭血圧は、最大が127.3±13.9mmHg、最小が72.9±9.0mmHgであった。推定塩分摂取量(g/日)は8.0±2.3であった。GNB3のGenotype別では、CC:8.2±2.2、CT:8.0±2.3、TT:7.8±2.2で、CCに比べてCTは低い傾向があった。塩分の濃い食べ物の好み別、推定塩分摂取量は、好むが8.1±2.3、どちらかと言えば好むが8.2±2.2、どちらかと言えば好まない8.0±2.3、好まない7.6±2.2で、好む者の方が、推定塩分摂取量が高い傾向にあった。塩分摂取の意識別、塩分摂取量は、控えることに関心がないが8.3±2.6、控えないといけないが8.1±2.3、今すぐ控えたいが8.1±2.3、控えて6か月未満が7.8±2.6、控えて6か月以上が7.7±2.3、意識しなくても適量内であるが8.0±2.1で、控えている者が、塩分摂取量が低い傾向にあった。しかし、GNB3のGenotypeと塩分の濃い物を好むとに関連は見られなかった。

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公開日: 2012-07-19  

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