研究課題
基盤研究(B)
炎症性肺疾患の分子発症メカニズムを明らかにし、新たな治療法に生かすべく、以下の研究を遂行した。(1)mitogen-activated protein kinase(MAPK)の1つであり、炎症反応の中心的役割を演じているp38に着目し、テトラサイクリン依存的に肺胞II型上皮細胞(AECII)内でp38を活性化する遺伝子改変マウスの作出を試みた。(2)間質性肺炎/肺線維症の発症がAECII内のp38活性化に依存すること、そのトリガーがAECIIからのIL-6の放出によることを証明した。(3)マウスに慢性閉塞性肺疾患を誘導し、介在分子を網羅的に解析した。
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