研究課題
1)セロフェンド酸の保護作用機序の解明・セロフェンド酸の細胞保護作用機序の詳細なメカニズムの解明のために、セロフェンド酸が直接相互作用するセロフェンド酸結合タンパク質の探索を進めた。セロフェンド酸を磁性ビーズに結合させたセロフェンド酸ビーズを作製し、細胞溶解液と混合することにより、いくつかの特異的結合を有するタンパクが得られた。・セロフェンド酸の定量法の確立を目指すため、セロフェンド酸の抽出方法について検討を進めた。有機溶媒抽出やタンパク分解酵素との反応により除タンパクを行い、セロフェンド酸の定量を行ったが検出感度の上昇は見込めなかった。2)ニコチン性アセチルコリンの神経保護メカニズムの解析・培養大脳皮質ニューロンにおけるグルタミン酸や脱分極刺激による細胞内へのカルシウム濃度上昇に対するニコチン性アセチルコリン関連化合物の作用を検討した。その結果、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬のドネペジルがグルタミン酸により誘発される細胞内カルシウム濃度上昇を抑制することが明らかとなった。その作用機序を検討したところ、細胞内へのカルシウムの取り込み経路ではなく、細胞外への排出経路の促進作用が関与することが示唆された。・グリア細胞におけるニコチン受容体の存在について検討した。RT-PCRおよびウエスタンブロットにより、培養アストロサイト、ミクログリアにおいてmRNAおよびタンパクレベルでのニコチン受容体の発現が確認された。
すべて 2010 2009
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