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2009 年度 実績報告書

高齢一卵性双子1220組の老化遺伝子発現差からみた健康寿命決定分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21390205
研究種目

基盤研究(B)

研究機関大阪大学

研究代表者

早川 和生  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (70142594)

研究分担者 西原 玲子  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (10452434)
キーワード双生児 / 高齢者 / 老化遺伝子 / 老化予防 / 生活環境 / ライフスタイル
研究概要

かねてより長年にわたり協力を得てきた高齢双生児コホートについて、平成21年度は特に唾液及び血液の分析を中心に生活環境調査を実施した。生活環境調査としては栄養調査、運動スポーツ調査、職業、飲酒量、喫煙量、嗜好品、家族構成、居住環境、収入・経済状況、ライフヒストリー、既往歴、学歴、ソーシャルサポート、社会交流、ストレス尺度、性格テスト、人生満足度テスト、肥満度、等について大阪府及び近隣府県の居住者を対象にデータ分析を実施した。唾液の分析については、準備段階の予備実験においてDNAのメチル化分析が唾液中のRNAにより阻害されることが判明したことから、平成21年度は、血清の分析中心に実施し、DNAメチル化分析については次年度以降に実施することとした。平成21年度の血液分析では、血清アポ蛋白(Apo A-I, Apo A-II、 Apo B, Apo C-II, Apo C-III、 Apo E)の血中濃度について142組の高齢双生児を対象に共分散構造の分析のMX解析を実施し、これら血清アポ蛋白濃度の遺伝寄与率及び環境寄与率を算定した。双生児の卵生診断は、血液型9種類:ABO, Rh (C, c, D, E, e), MN (M, N), Lewis (Lea, Leb), P(P1), Duffy (Fya, Fyb), Kidd (JKa, JKb), Kell (K), Diego (Dia)を用いた。このMX解析による遺伝寄与率の算定は現在、国際的に最も広く用いられる解析手法となっている。また一卵性及び二卵性における各々のアポ蛋白の級内相関係数もペア内での類似度の指標として算定した。級内相関係数の卵性間比較では、一卵性が二卵性を全てのアポ蛋白において有為に高い数値を示しアポ蛋白の血清濃度について遺伝的関与の強いことが示唆された。また共分散分析のMX解析により算定された各アポ蛋白の血清濃度の遺伝寄与率については、Apo-AI(男:0.37,女:0.60),Apo-A-II(男:0.30,女:0.65),Apo B(男:0.32,女:0.59),Apo-C-II(男:0.61,女:0.75),Apo-CIII(男:0.00,女:0.00),Apo E(男:0.48,女:0.73)と算定された。男女別の比較では、男性で最も高い遺伝寄与率を示した項目は、Apo-C-IIであった。また女性で最も高い遺伝寄与率を示した項目は、Apo C-II(0.75)及びApo E(0.73)であった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Heritability of Serum Apolipoprotein Concentrations in Middle-Aged Japanese Twins2009

    • 著者名/発表者名
      YangPing Cai, Kazuo Hayakawa
    • 雑誌名

      Journal of Epidemiology 19巻

      ページ: 260-265

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 高齢一卵性双生児1,200組の同胞間比較からみた老年期の人生満足度に関与する遺伝と環境要因の研究2009

    • 著者名/発表者名
      早川和生、西原玲子、蔡陽平、門田憲亮、大野智代、佐伯志穗
    • 雑誌名

      大阪ガスグループ福祉財団研究報告書 22巻

      ページ: 83-87

  • [学会発表] 高齢双生児の社会的役割・手段的日常生活動作に関連する遺伝的要因につにての研究2010

    • 著者名/発表者名
      西原玲子、乾富士夫、加藤憲司、富沢理惠、早川和生
    • 学会等名
      日本双生児研究学会第24回学術講演会
    • 発表場所
      金沢市
    • 年月日
      2010-01-23

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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