研究課題
基盤研究(B)
アルファシヌクレインは家族性パーキンソン病の原因遺伝子であり、主として脳に発現しているが、赤血球や血小板などにも発現が認められ血中濃度も測定可能である。我々は住民健診のサンプルを用いてこのアルファシヌクレイン濃度を測定したところ、年齢ともに血中濃度が低下すること、血中濃度が低いほどインスリン抵抗性(HOMA-IR)であることが示唆された。アルファシヌクレイン欠損マウスは高脂肪食負荷下では野生型マウスに比べて軽度の肥満とインスリン抵抗性・耐糖能異常を認めた。一方、閉塞性動脈硬化症(ASO)の候補遺伝子として同定した OSBPL10 の機能解析として、遺伝子多型と臨床データの比較解析を行ったところ、OSBPL10 の遺伝子多型と血中悪玉コレステロールとの間に有意な相関を認めた。
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