研究課題/領域番号 |
21390295
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 北海道大学 (2012) 九州大学 (2009-2011) |
研究代表者 |
豊嶋 崇徳 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40284096)
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研究分担者 |
高嶋 秀一郎 九州大学, 大学病院, 助教 (70622116)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2012
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キーワード | GVHD / GVL / T 細胞 / 樹状細胞 / 形質細胞様樹状細胞 / Toll like receptor |
研究概要 |
同種造血幹細胞移植後のGVHDとGVLに関わる新たなT細胞活性化の二つのメカニズムを見出した。一つは、従来から知られている通常型樹状細胞以外に形質細胞様樹状細胞によって、GVHDを発症するに十分なT細胞活性化が可能であることを見出した。これは移植前処置依存性、MHCクラスII分子依存性であったが、Toll-like receptor(TLR)シグナル非依存性であった。二つ目として、ドナーT細胞上のTLRがアロ応答性T細胞活性化の副刺激として作用し、GVHD、GVLの発症に重要な役割を果たすことが明らかにした。これはCD4+T細胞、CD8+T細胞両者の活性化、サイトカイン産生、キラー活性の発現に重要であり、MyD88シグナルが重要であった。
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