研究課題
申請者らの見出した新しいTreg増幅系(C33法)で誘導されるTregの分化形質と機能について、できるだけ多くのマーカーの確認と機能検証を行い、炎症抑制機能のバリデーションを行った。分化形質マーカーとして、Treg機能分子として知られるGITR、CTLA-4、IL-10、FR4の発現を蛍光標識抗体とフローサイトメトリーにより確認した。機能の検証として、TregによるエフェクターT細胞のCD3架橋刺激時増殖に対する抑制活性評価を行った。さらに中和抗体及び遺伝子組換えマウス由来の細胞を用いて、C33法でのTreg誘導を正負に制御する因子の同定を開始した。また、研究材料として必要と考えられるIL-33遺伝子欠損マウスの作成が進捗した。in vitro Treg誘導系として最も多くの研究がある抗原提示細胞とCD4+T細胞の共培養系との比較をベースとして実験を進め、一般的に重要であるとされる因子は、MHC II、T細胞受容体、副刺激分子、TGF-b1、IL-2であるので、C33法から得られるTreg誘導因子の探索のため、まず、MHC II、マスト細胞に発現する副刺激分子、TGF-b1、IL-2について、その中和抗体や遺伝子欠損マウスを用いて特定の分子機能を欠損した細胞を使用し、C33法でのTreg誘導への影響について検討を加えた。加えて、C33法によるTreg誘導に、細胞間の接触または液性因子の重要性を確認するため、分離膜を用いた共培養による検討を開始した。
すべて 2010 2009
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