研究課題
本申請プロジェクトの全体構想は、皮膚の免疫・炎症反応に関与する組織固有細胞及び種々の免疫・炎症担当細胞が発現するコネキシン(Cx)、パネキシン(Px)膜タンパク質が形成するヘミチャネル及びギャップ結合による情報伝達が免疫・炎症反応をどのように制御するかを解明する。さらに、Cx、Pxを介した情報伝達の遮断による皮膚免疫・炎症反応の抑制メカニズムを解明し、新しい作用機序の免疫抑制剤・抗炎症剤の実用化を目指すことである。前基盤研究を進展させ、実用可能な薬剤を目指している。本年度は培養細胞を用いてG結合を介した薬剤による細胞障害性を検討した(雑誌論文1)。この障害性が炎症を惹起すると考えられる。
すべて 2010
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Brit J Pharmacol
巻: 160 ページ: 2055-2068
DOI:10.1111/j.1476-5381.2010.00860.x