研究課題
次世代自己・バルーン拡張型薬剤溶出被覆ステントの開発のために、過去の研究を見直し、主に新しい金属材料(ニオブ)の特性を活用したモデル構築を行った。既存の開発した自己拡張型の薬剤溶出ステント(文献2: J Biouied Mater Res B Appl Biomater. 2009 Mar 11; 647-652)および新たな薬剤での血管新生抑制効果(文献1: Clin Exp Pharmacol Physiol. 2009 Dec. 36(12)1164-1169)の成果を生かしつつ、その問題点を抽出して、研究計画を立案している。ヨーロッパIVR学会などでの調査研究を同時に行い、我々の次世代ステントの有用性、開発の方向性、スケジュールなどについて確認した。世界中でまだこのタイプの研究は行われておらず、その優位性が確認できた。本年度内に試作ステント作成はできなかったものの、基礎的研究が共同研究者らによって遂行されており、二段階記憶法による自己拡張機能と、バルーン拡張機能とを備えたコンピュータモデルを試作中である。このモデルを次年度試作し、物理特性試験、安全性試験を試行する予定である。
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Breast Cancer (未定, accepted)
コメディカルのための疾患・画像ファイル(文光堂)
ページ: 224-242
Clin Exp Pharmacol Physiol 36
ページ: 1164-1169
J Biomed Mater Res B Appl Biomater 11
ページ: 647-652