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2009 年度 実績報告書

超高磁場MRIによる脳アミロイドイメージングの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21390349
研究機関熊本大学

研究代表者

平井 俊範  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 准教授 (40274724)

研究分担者 入口 紀男  熊本大学, 総合情報基盤センター, 教授 (00347006)
國安 明彦  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 准教授 (90241348)
池田 剛  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 准教授 (80295138)
坂下 直実  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 准教授 (90284752)
山縣 和也  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 教授 (70324770)
キーワード認知症 / MRI / 炭素13含有化合物 / 炭素13MRI / アルツハイマー病 / 脳アミロイド / 超高磁場MRI
研究概要

アミロイドの分子イメージングは主にPETが用いられているが、サイクロトロンが必要で経済的負担が大きく、患者や医療従事者への被曝、撮像における時間的制限があり、施設が限られている。またPETによる画像は空間分解能が必ずしも高いとは言えない。我々の研究の目的はアルツハイマー病の脳アミロイドβペプチドに特異的に結合するC-13フラボン誘導体を合成し、アルツハイマー病のトランスジェニックマウスに投与することで、超高磁場MRIを用いin vivoにて脳アミロイドの画像化を開発することである。このアミロイドイメージングが実現すれば経済的負担が少なく、患者や医療従事者への被曝もなく、多くの施設で撮像可能と思われる。
我々の研究チームでは、アミロイドβペプチドに特異的に結合するC-13安定同位体を含むフラボン誘導体の合成に成功した。また、アルツハイマー病のトランスジェニックマウスも入手できている。現在の課題は、アミロイドβペプチドに特異的に結合するフラボン誘導体が水に溶けにくいため、静脈内投与が難しいことである。腹腔内投与や経口投与に変更できるかどうかを現在検討中である。血中に薬剤が移行することを確認できた段階で、アルツハイマー病のトランスジェニックマウスに薬剤を投与し、動物実験用7T MRI装置を用いC-13用コイルでそのマウスの脳を撮像する予定である。その後、マウス脳のMR画像と病理組織像を詳細に比較検討する。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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