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2009 年度 実績報告書

臓器受容および組織再生における血管新生機構の包括的解明と新規免疫制御法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21390366
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

中島 祥介  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00142381)

研究分担者 庄 雅之  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (50364063)
キーワード臓器移植 / 血管新生 / 拒絶反応
研究概要

虚血再灌流障害における新規血管新生関連因子の動態
マウス肝・腎虚血再灌流障害in vivoモデルを用いて,血管新生関連因子の発現の動態をReal-time PCRおよび組織学的に検討した.その結果,障害過程において,早期に主要血管新生因子VEGF発現の上昇を認めた.また同時に,サイトカイン,ケモカインの上昇を認め,VEGFのProinflammatory cytokineとしての機能が確認された.さらにVEGF受容体の発現についても検討したが,モデルによって上昇する場合と低下する場合があり,恒常的な変化が確認できず,今後さらに検討を進めていく予定.
急性および慢性アロ拒絶反応におけるin vivoでの新規血管新生関連因子の動態
MHC完全不適合間およびMHC class II不適合間マウス心移植モデルを用いて,急性および慢性拒絶反応の過程における血管新生関連因子の発現の動態をReal-time PCRおよび組織学的に検討した.移植後経時的に血管新生関連因子の発現を検討し,血管新生の進行と拒絶反応との間の相関を検討した.急性拒絶モデルでは,VEGFの拒絶早期の発現を認め,また慢性拒絶モデルでは時間経過とともに発現の上昇を認めたことから,血管新生のアロ免疫応答における関与が認められた.さらに各種免疫担当細胞(マクロファージ,樹状細胞,T細胞等)の浸潤とも相関することが判明し,血管新生がアロ免疫応答に重要な関与をしている可能性が示唆された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 腎虚血再灌流障害におけるTWEAK/Fn 14経路の役割2009

    • 著者名/発表者名
      堀田記世彦
    • 学会等名
      第45回日本移植学会総会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2009-09-16

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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