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2009 年度 実績報告書

白血球の複合的薬理制御による体外循環後肺傷害に対する新たな予防法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21390384
研究機関筑波大学

研究代表者

後藤 行延  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (20451700)

研究分担者 平松 祐司  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (30302417)
揚山 直英  独立行政法人医薬基盤研究所, 霊長類研究所, 研究員 (50399458)
榊原 謙  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (60192085)
徳永 千穂  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (30451701)
キーワード呼吸器外科 / 心臓血管外科 / 病態生理学 / 体外循環 / 肺傷害 / 白血球 / 骨髄
研究概要

1.研究成果内容:
(1)研究初年度として、筑波大学施設内、動物実験センターにおいて、ウサギ骨髄中白血球前駆細胞標識モデルを用いて、in vitroで膜型人工肺を使用した模擬体外循環回路を使用して、骨髄由来白血球を中心とした活性化制御に関する基礎実験を行った。体外循環回路により、循環血中白血球に比較して、骨髄由来白血球はより活性化される一方、複合的薬理学的制御による活性化予防効果が高いことが示された。ステロイド併用による相加相乗効果に関しての知見には至っていない。
(2)次年度より計画されている、医薬基盤研究所霊長類医科学研究センター内の実験施設におけるカニクイザル体外循環モデルを用いた準備実験を行った。
2.意義と重要性:
(1)未だ実験頭数が満たないものの、in vitro体外循環による、主に骨髄由来白血球活性化に対する薬理学的制御効果が示唆された。
(2)本実験に耐えうるカニクイザル体外循環モデルのプロトコール、および研究体制のさらなる確立に至った。
3.今後の研究展開:
(1)本年度不足したin vitro実験を追加し、年度末には基礎実験の結果を解析するとともに、学会と論文で発表研究成果の発表を行う。
(2)次年度より医薬基盤研究所霊長類医科学研究センター内の実験施設において、カニクイザル体外循環モデルを用いた実験を開始し、白血球に対する複合的薬理効果による炎症機転制御効果を検証し、in vivo体外循環による骨髄刺激、および肺組織への白血球動員、集積の評価する。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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