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2010 年度 実績報告書

内因性心筋再生を誘導するメカニズムの解明と新たな心筋再生治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21390391
研究機関山口大学

研究代表者

美甘 章仁  山口大学, 医学部附属病院, 講師 (30372709)

研究分担者 濱野 公一  山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60263787)
林 雅太郎  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (00554057)
キーワード心筋再生 / メカニカルストレス / 再生医療 / 幹細胞
研究概要

近年、心臓内においても心筋幹細胞と増殖する心筋細胞の存在が認められ、自己再生修復能力を有することが明らかになってきている。その臨床事例として、Left Ventricular Assist Device(LVAD)が装着された重症心不全患者でしばしば心機能の回復が認められ、LVADから離脱できる症例が挙げられる。そうした心機能回復の要因としては、LVAD装着によって左室に加わるメカニカルストレスの減少などにより内部の環境が改善され、内因性再生が促進されたことが推察される。そこで、本研究では、メカニカルストレスに着目して、内因性心筋再生のメカニズムを解明すると共に、自己再生修復能力を生かした新たな内因性心筋再生治療を開発することを目的とする。本年度は、メカニカルストレスを軽減した心筋梗塞モデルに心筋幹細胞を移植することで、メカニカルストレスが心筋幹細胞に及ぼす影響を検証することを目指した実験を行った。C57BL/6マウスを用いて心筋梗塞モデルを作製した。梗塞心のメカニカルストレスを軽減するため、作製直後にドナー心臓として摘出し、別の正常なマウスの腹腔内に移植し、メカニカルストレス軽減群とした。一方で、心筋梗塞モデル作製後にSham開腹したマウスを対照群とした。さらに、両群の障害心の梗塞領域にGPPマウス由来の心筋幹細胞を直接移植した。細胞移植後3、21日目の障害心の梗塞領域を採取して、心筋幹細胞の生着率や分化成熟について解析中である。

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公開日: 2012-07-19  

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