研究概要 |
本研究は,組織培養法を応用して複数臓器への同時多発転移をsimulateしたin vitroの実験系に,多数のヒト非小細胞肺癌細胞株をapplyし,マイクロアレイを用いて転移先臓器決定遺伝子群の同定を行うものである.ヒト肺腺癌培養細胞株A549,PC-14,およびVMRC-LCDを用い臓器上培養から得られた各細胞株の遺伝子発現を originalの細胞株の遺伝子発現と比較した.以上の処理により,肺,肝,腎,副腎,骨,筋において,それぞれ24, 212, 25, 76, 151, 27の候補遺伝子を抽出した.これらが臓器特異性決定遺伝子群の候補であると考えられる.
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