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2009 年度 実績報告書

心不全に対する埋め込み型補助人工心臓による社会復帰を目指した新たな治療法の導入

研究課題

研究課題/領域番号 21390396
研究機関兵庫医療大学

研究代表者

松田 暉  兵庫医療大学, その他, 学長 (00028614)

研究分担者 和泉 徹  北里大学, 医学部, 教授 (80143775)
許 俊鋭  東京大学, 医学部付属病院, 特任教授 (30153232)
中谷 武嗣  国立循環器病センター, 臟器移植部, 部長 (60155752)
松宮 護郎  千葉大学, 医学研究院, 教授 (20314312)
磯部 光章  東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 教授 (80176263)
キーワード補助人工心臟 / 心臓移植 / 末期的心不全 / Destination Therapy / Life-Long-Spport
研究概要

初年度は循環器系学会評議員を中心に、わが国の補助人工心臓(LVAS)の現状の理解についてアンケート調査を行うとともに、次年度に予定しているLLS(WASによるライフロングサポート)適応症例の追跡調査参加施設の調査、具体的な調査方法の設定にも着手した。
【第1回:LLSに関するアンケート】まず、LVAS治療の現状への理解についてのアンケートは総数585名に送り、297名から回答があった。LVASの種類や適応について一部では理解はされているが、内科系の中では認識が乏しかったが、Destination Therapyについて知っているという回答は75.8%であった。
【第2回:遡り調査および、症例追跡調査参加可否について】症例の調査に参加できるとした122施設に、過去3年間でDTとしてLVASが考えられた可能性のある症例について調査を行い、77施設から回答があり、総数123人の患者さんがその適応と考えられる時期があったことが判明した。前向き症例調査の協力を依頼したところ、38施設は参加可能、23施設は現時点では判断できない、という回答があった。
【第3回:症例追跡調査】症例追跡調査についての詳細を分担研究者とともに作成し、参加できる施設に送付し、平成22年2月より紙ベースでの症例登録を開始した。
【倫理審査】本研究の主任研究者の施設での倫理委員会審査は年度末になって回答があり、基本的な承認を得たが紙ベースの症例登録等は個人情報保護観点から方法を考慮するよう指摘があった。その後、症例追跡調査用のデーターベースの構築を開始し、次年度からWeb-baseで各施設が参加できるよう概略を纏めることができた。また倫理委員会申請書類をこれまで58施設に送付した。以上、本調査研究は計画どおりに予備調査が終了し、次年度より具体的な症例追跡調査が開始できる準備ができた。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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