研究課題
(1)大動物心不全モデルでの連続流型補助人工心臓装着による心筋再生効果の検討については、連続流型の補助人工心臓で循環補助を施行することで、心筋再生効果がどれだけ見込めるかを評価した。まず心不全作成のため、全身麻酔下、透視下にカテーテル的に左冠動脈前下行枝内にマイクロスフェアを注入し,微小梗塞をびまん性に作成した。同時に右室ペーシングカテを留置し,ラピッドペーシング(200-220 bpm)を追加して,安定した慢性心不全モデルを作成した。次に補助循環として、連続流型補助人工心臓を装着し、補助循環のみで、経時的な局所心機能の改善効果を評価した。4週間後犠牲死させ、心筋の組織学的検討を行ない、心筋再生療法の有効性を評価した。連続流型の補助人工心臓による循環補助では、連続流の回転数を心拍に同期させて変動することで、心負荷低減効果を増加(拡張期補助)させたり、離脱トレーニング(収縮期補助)をさせることが出来、心筋再生効果を向上させうることが明らかになった。(2)補助人工心臓装着下および再生療法併用下での心機能回復効果の検討については、(1)で述べた方法で心不全を作成し、定常流ポンプ(遠心または軸流ポンプ)を用いて補助循環を行い、同時に心筋にSERCA2aを遺伝子導入して、経時的な心機能の改善効果と心筋の組織学的検討を行ない、補助人工心臓単独の場合と比較した。4週間後犠牲死させ、経時的な局所心機能の改善効果と遺伝子導入された心筋の組織学的検討を行ない、遺伝子導入をを併用した群が補助人工心臓単独群に比べ心機能が回復する傾向にあった。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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