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2009 年度 実績報告書

新規骨特異的チャネル分子パネキシン3の骨形成における機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 21390427
研究機関鹿児島大学

研究代表者

前田 真吾  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 特任准教授 (60353463)

研究分担者 今村 健志  財団法人癌研究会, 癌研究所生化学部, 部長 (70264421)
秋山 治彦  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60402830)
キーワード骨芽細胞分化 / オステリクス / ヘミチャネル
研究概要

平成21年度は、骨・軟骨におけるPannexin3の重要性を明らかにするために、培養骨芽細胞および骨・軟骨組織におけるPannexin3の発現を検討した。まず、培養骨芽細胞からmRNAを抽出し、RT-PCRにて遺伝子レベルでPannexin3が発現していることを確認した。さらに、蛋白レベルでPannexin3の発現を確認するために、2種類の特異的ペプチドをウサギに免疫し、抗Pannexin3抗体を作製した。作製した抗体および市販の抗Pannexin3抗体を用いてウエスタンブロッティングをおこなったところ、培養骨芽細胞において蛋白レベルでPannexin3が発現していることを確認できた。また、マウスのティッシュブロットによって、骨組織及び軟骨組織においてmRNAレベルでPannexin3が発現していることを明らかにした。
次に、Pannexin3 KOマウスの解析に着手した。KOマウスのN1世代はレントゲン写真および骨格標本に明らかな表現型を認めなかった為、C57BL/6系統へのbackcrossを進めながら、レントゲン写真および骨格標本の解析を進めた。ところが、N5世代から出生直後に死亡するマウスが出始め、N8世代ではすべてのKOマウスが出生直後に死亡することがわかった。原因は明らかでないが、肋骨の異常による呼吸不全が考えられた。
以上の結果から、Pannexin3が骨・軟骨組織において重要な働きを担っていることが示唆された。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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