研究課題/領域番号 |
21390444
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
高羽 夏樹 京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (80294081)
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研究分担者 |
三木 恒治 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (10243239)
河内 明宏 京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (90240952)
沖原 宏治 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (80285270)
三神 一哉 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (10291585)
邵 仁哲 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (40305587)
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キーワード | 手術支援 / GPS / Navigation / 内視鏡 / 3次元 / 磁気センサー / 医用画像 |
研究概要 |
手術の目的は、「病変部や癌の完全摘除」と「正常組織機能を最大限の温存」との両立にある。本研究では当初申請時の研究代表者である浮村が考案したBody-GPS(人体内臓器の空間座標追跡磁気センサー)を導入して、視野の向こうに隠された空間情報を、手術中にも動的な3次元画像としてビデオ画面に重畳表示して提供し、かつ、手術結果を予測して適正に外科医を導くナビゲーションシステムを開発することにあった。実際に、21年度は予定された実験として、Body-GPSを導入して、腎臓の部分切除術の動的3次元画像によるナビゲーション画像を構築することが可能であることを示した。本研究成果は、浮村らが、アメリカ泌尿器科学会総会で発表し、さらに、第97回日本泌尿器科学会総会(岡山)でも同様に成果を発表し、同日本泌尿器科学会総会にて総会賞を受賞しており、その重要性が広く認知されるようになった。さらに、浮村は、アジア泌尿器科内視鏡学会および、世界泌尿器科内視鏡学会に、同内容で招請講演をおこなっており、成果の一部は、浮村の英文図書にも紹介しており、当研究を通じて、本研究課題の重要性が、世界的にも認知されつつある。並行して、磁気センサーを応用した手術ナビゲーション方法を新たに発明したので、特許出願を行い、国内出願に引き続き、国外出願を予定している。
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