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2009 年度 実績報告書

喉頭神経制御機構の解明とその障害への対応に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21390463
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

久 育男  京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (50181087)

研究分担者 馬場 均  京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (30360035)
島田 剛厳  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (30275226)
中野 宏  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (00405309)
キーワード喉頭 / 神経制御機構 / 概日リズム / 時計遺伝子 / ALS
研究概要

喉頭運動を制御する脳幹における神経回路網の解明
喉頭運動ニューロン、それを駆動するニューロンでの発声及び上気道反射生成機構に関して、電気生理学的手法と形態学的手法を適宜組み合わせることによって、発声および上気道反射(咳、くしゃみ、嚥下)における非呼吸性運動時の活動様式、脳幹におけるニューロンの細胞形態学的特徴、関連ニューロンの脳幹における分布様式そして喉頭運動ニューロンと駆動ニューロンの接続様式を解明した。
喉頭における気道分泌関連遺伝子発現の日内変動と中枢からの制御の解析
アクアポリンは全身に分布する水チャンネル分子であり、Aqp1-12までが知られているが、気道ではAqp5が分泌や気道防御に重要な役割を担っており、これらに直接関与する遺伝子群における日内変動があることを解明した。この結果は、これらの水チャンネル分子が気道粘液分泌の日内リズム形成に関与していることを示唆する。
ALSモデルマウスの脳幹・喉頭の病理学的解析と神経栄養因子を用いた治療法の検討
スーパーオキシドジスムターゼ1トランスジェニックマウスを用いて、延髄の疑核・舌下神経核の運動ニューロンの経時的な変化を検討するとともに運動ニューロンを取り囲むグリア細胞についても免疫染色を行い、経時的変化を明らかにしつつある。また、延髄疑核ニューロンに支配される喉頭においても筋萎縮、神経原性変化、神経筋接合部の障害について検討中である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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