研究課題
基盤研究(B)
本研究は、腸内細菌が体内(血液中)に侵入することを防ぐ腸管壁防御機能を高血糖が傷害する可能性を内毒素血症モデルで検証した。短時間の高血糖持続でも腸管壁透過性は亢進し、また高血糖が長時間(24時間)持続すると腸間膜リンパ節の炎症性サイトカインIL-1β、IL-6の発現増強を来たすことを見出した。同時に免疫担当細胞リンパ球ヘルパーT2型細胞、制御性T細胞の発現が亢進した。本研究結果は、臨床でよく遭遇するレベルの高血糖が腸管壁防御機構ならびに腸管免疫機構に顕著な影響を及ぼすことを示している。
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