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2009 年度 実績報告書

分子進化学から探る酸性リン蛋白質による生体内石灰化機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21390491
研究機関大阪大学

研究代表者

豊澤 悟  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (30243249)

研究分担者 中野 貴由  大阪大学, 工学研究科, 教授 (30243182)
佐伯 万騎男  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 講師 (30273692)
佐藤 淳  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 講師 (70335660)
岸野 万伸  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (60346161)
キーワードDMP1 / カゼインキナーゼ / 石灰化 / リン酸化 / 骨形成
研究概要

骨の非コラーゲン性酸性リン蛋白質であるdentin matrix protein 1 (DMPI)は、生体内で強力なマイナス荷電体となり、強いCa^<2+>結合能を介して骨の石灰化に関与すると考えられているが、その石灰化機構の詳細は明らかではない。我々は、「機能にとって重要な分子の性質や部位は長い進化過程において変化しない」という分子の進化学的性質から、DMP1分子の機能に重要と考えられるアミノ酸配列の特徴を見出した。その1つは、カゼインキナーゼ(CK)によるリン酸化配列であり、CKによるリン酸化はDMP1分子の機能に重要であると考える。
本研究では、骨組織に特異的なCKアイソフォームを同定するため、マウス骨組織からレーザーマイクロダイセクション法により骨膜と骨を選択的に採取して、RNA抽出後、cDNAを作製した。CKのアイソフォームを幅広く検討するため、degenerateプライマーを用いてCKのアイソフォームを検討したところ、CK2の発現率が高いと考えられる結果を得た。また、骨芽細胞株でCK1およびCK2発現をリアルタイムPCRにて検討したところ、分化過程の石灰化時期に一致して、CK1とCK2の両者の発現が上昇することが分かった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文]2009

    • 著者名/発表者名
      脇田稔
    • 雑誌名

      エナメル質 -形成、構造、再生、起源と進化-(わかば出版)

      ページ: 113-128

  • [学会発表] DMP1ノリン酸化と石灰化促進能に関する研究2009

    • 著者名/発表者名
      香川良介
    • 学会等名
      日本骨代謝学会
    • 発表場所
      大阪国際会議場
    • 年月日
      2009-07-24

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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