研究課題
CNP(C型ナトリウム利尿ペプチド)の骨分化促進の検討生後1日目マウスの頭蓋冠を採取し、酵素処理を行い、骨芽細胞を採取し、その骨芽細胞を骨誘導培地で誘導を試みた。その際、CNP非添加群(生理食塩水)、CNP低濃度、中濃度、高濃度の4群に分け投与を施行した。培養7日、14日、21日にアリザリンレッド染色を行ったところ、14日、21日目のアリザリンレッド染色において、CNP濃度依存性に強く染色された。また、培養した細胞からRNAを採取しrealtime PCRにて、アルカリフォスファターゼ、オステオカルシン、I型コラーゲンの発現の確認を行った。CNP濃度依存性にアルカリフォスファターゼ、オステオカルシン、I型コラーゲンの発現上昇を認め、骨芽細胞におけるCNPの骨分化促進作用が認められた。CNPの軟骨分化促進作用の検討生後1日目マウス(野生型マウスおよびCNP-KOマウス)の肋軟骨を採取し、酵素処理を行い、軟骨細胞を採取した。培養方法は三次元培養(micromas sculture)を用い軟骨分化誘導を試み、その際CNP非添加群、添加群に分け投与した。21日目に組織学的検討を行ったところ、CNP添加群において軟骨細胞の肥大化の促進および基質産生の増大を認めた。反対に、CNP-KOマウスから採取した細胞を用いた培養組織では、野生型マウスから採取した軟骨細胞を用いたものに比べ、培養組織の厚みは薄く、基質産生も減少していた。幹細胞を用いた骨の再生についての検討10週齢の免疫不全マウスを使用し、β-TCPとハイドロキシアパタイトの細粒の混和物を歯髄由来幹細胞、骨髄由来間葉系幹細胞と混和し、皮下に埋入する。埋入後8週目で採取し、骨形成の評価を行った。歯髄由来幹細胞、骨髄由来間葉系幹の混和物はともに骨形成が認められたが、細胞組織学的検討(H.E.染色)を行ったところ、歯髄由来幹細胞に比べ、骨髄由来間葉系幹細胞を用いた混和物がより強い骨形成能を有していた。
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