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2011 年度 実績報告書

舌筋由来幹細胞を用いた骨再生法

研究課題

研究課題/領域番号 21390540
研究機関山口大学

研究代表者

上山 吉哉  山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00168668)

研究分担者 原田 耕志  山口大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (60253217)
板敷 康隆  山口大学, 医学部附属病院, 医員 (70530236)
キーワードマウス舌筋由来幹細胞 / 分化誘導 / 骨再生 / β-TCPゼラチンスポンジ
研究概要

8週齢Jcl-ICRマウス舌筋由来Sca-1陽性細胞を自動磁気細胞分離装置(auto MACS[○!R])にて採取し、増殖培地(MACS)を用いて培養後、骨分化誘導培地(MACS)にて培養し、マウス舌筋由来Sca-1陽性細胞が骨芽細胞へめ分化能を有しており、骨再生に有用であることを明らかにしたため、マウス舌筋由来Sca-1陽性細胞をβ-TCPゼラチンスポンジ(MedGel[○!R])と共に培養し、骨分化誘導培地を用いて分化誘導させ、4週齢Balb/cヌードマウス背部皮下へ移植し骨組織再生を試みたところ、移植後28日目の時点で骨様組織の形成を認めた。またこの骨様組織を免疫組織学的に検索したところOsteocalcin、Osteonectin、Osteopontin陽性であった。なおハイドロキシアパタイト+乳酸系ポリマーハイブリッド材料(GC研究用scaffold)や、ハイドロキシアパタイト骨補填剤(Neohone[○!R])、さらにわれわれが開発した多孔性炭酸アパタイトフォームを骨再生のscaffoldとして埋入した場合には、4週、8週、12週の時点まで観察したが骨様組織は認められなかったことより、β-TCPゼラチンスポンジ(MedGel[○!R])はscaffoldとして有用と考えられた。臨床で用いられている骨髄組織由来の間葉系幹細胞は骨髄組織採取による侵襲が大きいが、舌筋由来幹細胞は舌筋の採取が比較的簡便かつ低侵襲であり、骨再生医療の向上に大きく貢献できると考えられた。

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公開日: 2013-06-26  

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