研究課題/領域番号 |
21390573
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
萱間 真美 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (60233988)
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研究分担者 |
太田 喜久子 慶應義塾大学, 看護医療学部, 教授 (60119378)
木下 康仁 立教大学, 社会学部, 教授 (30257159)
グレッグ 美鈴 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60326105)
麻原 きよみ 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (80240795)
山本 則子 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 教授 (90280924)
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キーワード | 大学院教育 / 質的研究 / 論文審査 / 指導プログラム |
研究概要 |
科学研究費補助金 基盤研究B 課題番号 18390581(H18年度~20年度)によって開発した「質的研究方法を用いた看護学の学位論文評価基準」を作成プロセスの詳細とともに紹介するセミナーを平成21年11月20日(日)に、カナダのMcMaster大学副学長Dr.Andrea Baumann、兵庫県立大学教授 片田範子氏を招聘して東京で開催した。このセミナーにおいて、Dr.Andrea Baumannより、質的研究における看護学の学位論文評価について、McMaster大学やアメリカ・カナダでの看護系大学院の質的研究評価基準に関する現状と課題についてのレクチャーが行われた。さらに、日本での看護系大学における学位論文評価基準の現状について片田氏をはじめ分担研究者より報告し、それに関して出席した日本の看護系大学大学院教員、大学院生とディスカッションを行った。このことにより、日本の看護系大学大学院の学位論文評価ガイドラインの方向性について示唆を得ることができた。 このセミナーに参加できなかったが、Dr.Baumannのレクチャーを希望したいくつかの大学院に出向き、同様のセミナーを行った。このことにより、より多くの看護系大学院に質的研究方法を用いた学位論文評価基準を普及することができたと考えられる。 また、このセミナー内で、質的研究方法を用いて作成途上にある学位論文の指導に関するヒアリング対象者を公募し、評価基準を用いた評価、指導のプロセス、指導及び評価における問題点と今後の課題について討論を行った。この公募により、年度内に国内3研究科におけるヒアリング調査を開始した。今後この調査を継続し、教育プログラムの開発を行う予定である。
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