看護学の知識体系を構築するための質的研究方法を用いた学位論文指導プログラムの作成

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21390573
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 基礎看護学
• 研究機関: 聖路加看護大学
• 研究代表者: 萱間 真美 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (60233988)
• 研究分担者: 太田 喜久子 慶應義塾大学, 看護医療学部, 教授 (60119378) ; 木下 康仁 立教大学, 社会学部, 教授 (30257159) ; グレッグ 美鈴 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60326105) ; 麻原 きよみ 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (80240795) ; 山本 則子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90280924) ; 大川 貴子 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (20254485)
• 連携研究者: 竹崎 久美子 高知県立大学, 看護学部, 教授 (60197283)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2012
• キーワード: 看護教育学 / 看護学研究方法

研究概要

本研究は、質的研究方法を用いた博士論文の評価基準を看護学の研究者と指導者に広く周知し共有すること、評価基準を用いた論文指導の具体的事例を示すこと、前項を通じて看護学における質的方法論を用いた学位論文の作成のための指導方法を提案することであった。博士論文指導のプロセスについては、指導者への横断的インタビュー、指導者と院生への縦断的インタビューを行い、どのような指導が行われているのかを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] Mentoring Doctoral Students for Qualitative Research: Interviews With Experienced Nursing Faculty in Japan (2013)
  • 著者名/発表者名: Kayama M ; Gregg MF ; Asahara K ; Yamamoto-Mitani N ; Okuma K ; Ohta K ; Kinoshita Y
  • 雑誌名: Journal of Nursing Education 巻: 52(3) ページ: 283-289
  • 査読あり
• [雑誌論文] 質的研究方法を用いた学位論文評価基準作成の概要とプロセス (2009)
  • 著者名/発表者名: 萱間真美
  • 雑誌名: 看護研究 巻: 42(5) ページ: 309-313
• [雑誌論文] 北米の大学院教育で使われている論文の質評価に関するキーワードと動向 (2009)
  • 著者名/発表者名: 竹崎久美子
  • 雑誌名: 看護研究 巻: 42(5) ページ: 329-334
• [雑誌論文] カナダ D 大学大学院でのインタビューから得た質的研究評価に関する示唆 (2009)
  • 著者名/発表者名: グレッグ美鈴
  • 雑誌名: 看護研究 巻: 42(5) ページ: 329-334
• [雑誌論文] 質的研究方法を用いた学位論文審査のためのガイドライン (2009)
  • 著者名/発表者名: 麻原きよみ
  • 雑誌名: 看護研究 巻: 42(5) ページ: 341-346
• [雑誌論文] 意義あるおもしろい質的研究論文を仕上げるための工夫 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山本則子
  • 雑誌名: 看護研究 巻: 42(5) ページ: 347-355
• [雑誌論文] 学位論文審査委員会の構成と役割 (2009)
  • 著者名/発表者名: 木下康仁
  • 雑誌名: 看護研究 巻: 42(5) ページ: 357-361
• [雑誌論文] なぜこの研究が必要だったのか 看護学を authorize する存在としての学位論文 (2009)
  • 著者名/発表者名: 萱間真美
  • 雑誌名: 看護研究 巻: 42(5) ページ: 363-367
• [学会発表] 看護系大学院における質的研究方法を用いた学位論文の指導プロセスの実際 (2012)
  • 著者名/発表者名: 関本朋子、グレッグ美鈴 、 萱間真美他
  • 学会等名: 日本看護科学学会第32回学術集会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2012-12-01