研究課題/領域番号 |
21390588
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
三崎 直子 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (70209740)
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研究分担者 |
森 圭子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (30175632)
高梨 一彦 和洋女子大学, 人文学群, 教授 (80197110)
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キーワード | 乳房マッサージ / 心地よさ / 助産ケア / エビデンス / 母乳育児 |
研究概要 |
本実験は母乳育児のためのProfessional Care Skillの開発の第1レベルに続く研究であり、「心地よさ」に焦点をあてた乳房マッサージ(Comfortable Professional Breast Massage)の開発の基礎となる助産師の乳房マッサージスキルの分析を深めることが目的である。平成23年度は、助産師の手指~肩の動き・筋活動・圧力が指標として活用可能かを検証する。対象は、産後2~3か月で母乳育児を積極的に行っている母親2名と、乳房マッサージの上手さに定評のある50歳代の助産師2名である。実験は、2名の助産師が2名の母親に両方の乳房マッサージを実施し、母親の右乳房に対する助産師の右肩~手指のスキルについてデータと乳房マッサージを受けた母親が感じる「心地よさ」のデータを採取した。助産師のスキルのデータを3次元動画、筋電図、指圧計によって得た。母親の「心地よさ」をα波量とビジュアルアナログスケールで測定した。その結果、母親が感じる「心地よさ」は乳房マッサージ後に高まり、α量とビジュアルアナログスケールは概ね一致していたが個人差は否定できなかった。2名の助産師の右肩~手指の動きは全体的に複雑であったが、共通した一定の動きが認められた。また筋電図と指圧計においても共通した部分があった。今年度の実験の対象数は少なかったが、得られた結果は乳房マッサージ(Comfortable Professional Breast Massage)の統合・標準化につながるものと考えられる。今後さらにデータ数を増やすことと産後数日間の母親を対象としたデータの採取のためには、実験方法の更なる簡略化が必要である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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