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2012 年度 実績報告書

障害高齢者の自立支援に向けた「看護・介護のシーティング・ガイドライン」の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21390601
研究機関大阪市立大学

研究代表者

白井 みどり  大阪市立大学, 看護学研究科, 教授 (30275151)

研究分担者 廣瀬 秀行  国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所福祉機器開発部, 研究室長 (10360679)
杉本 吉恵  大阪府立大学, 看護学部, 教授 (40280185)
臼井 キミカ  甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (10281271)
北村 有香  大阪医科大学, 看護学部, 助教 (10438236)
研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2014-03-31
キーワード高齢者 / シーティング / 自立支援 / 介護保険施設
研究概要

1.シーティング・ガイドラインの編集:看護・介護職員が現場でガイドラインを視聴しやすいように、コンテンツの再編集を行った。ガイドラインの具体的な内容は、看護・介護職員が日常的にシーティングを実施できるように、座位姿勢の観察・判断、いすや車いすの選択や調整などの知識や技術、実際に支援した事例について、写真や動画を用いてわかりやすく解説している。なお、いつでも気軽に視聴できるようにiPadに保存するとともに、多数に解説できるようにパワーポイントによる提示資料を作成した。
2.実践応用性の検証:作成したガイドラインの実践応用性の検証をするために、介護保険施設(特別養護老人ホーム)の看護・介護職員および作業療法士とともに研究を進めている。
研究のベースラインとして、シーティングガイドライン視聴前のケアの内容と高齢者の状況を調査した。次に、看護・介護職員および作業療法士が考えたシーティングを実施したケアの内容と高齢者の状況を調査した。その後、シーティング・ガイドラインを用いた研修を行った。(シーティング・ガイドラインはいつでも視聴できるようにiPadを看護・介護職員等に貸し出している。)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究では、「看護・介護のシーティング・ガイドライン」を開発し、その実践応用性を検証することを目的としており、現在の達成度は以下のとおりである。
1.「看護・介護のシーティング・ガイドライン」の作成
これまでの文献研究、シーティングの実地調査、介入研究の結果をもとに、看護・介護職員や理学・作業療法士でシーティング・ガイドラインの枠組みと内容を協議し、「看護・介護のシーティング・ガイドライン」を作成した。
2.「看護・介護のシーティング・ガイドライン」の実践応用性の検証
実践応用性を検証する方法として、高齢者の健康や生活を把握するための調査票を作成し、高齢者の姿勢を評価するための測定機器の使用方法を習得した。研究計画について倫理審査委員会の承認を得た。
現在、介護保険施設(特別養護老人ホーム)の看護・介護職員および作業療法士とともに、ベースライン、看護・介護職員および作業療法士のみで考えた介入後のデータ収集を終えている。

今後の研究の推進方策

平成24年度に引き続き、「看護・介護のシーティング・ガイドライン」を用いた研修後のデータ収集を実施する。また、新たに対象施設を加えて、さらにデータを収集する予定である。
収集したデータをもとに、シーティング・ガイドラインの研修前後の看護・介護職員および作業療法士によるケアの変化、高齢者の姿勢、行動、座圧などの変化を検討する。
これまでの研究結果および今年度の研究結果を積極的に公表していく予定である。

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公開日: 2014-07-24  

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