研究課題
現地調査に基づいて浸透能と土壌侵食料を明らかにすることにより北東アジア地域の様々な気候帯における土地荒廃の実態を明かした。1)恩田・辻村及び学生と共同で中国において既存の流出試験区のデータを集め、表面被覆と浸透能の関係について解析した。その際試験場所の選定にあたっては、辻村を中心に既存の水文データを解析し、またASTERの衛星画像データを参考にして設定した。恩田を中心に中国四川省放牧地において、土地荒廃状況の異なる各地において、浸透能試験を実施した。位置の選定にあたっては、ASTERの衛生画像データを参考にして設定した。また、中国科学院地理研究所の既存の流出プロットに異なった植生を植え、植生被覆が流出及び土砂流出に及ぼす影響を調査した。 2)辻村を中心として、モンゴル、中国、韓国における雨量データ収集を精力的に行い、近年の降雨頻度の変化について解析する事によって、地球温暖化に伴う降雨量・強度の変動シュミレーションを行った。3)松下を中心に、モンゴル、中国および韓国の土壌侵食量・浸透能の現地調査と衛星画像解析からリモートセンシングをもちいて現地浸透能マップを作成した。浸透能と土壌侵食量との関連を明らかにすることにより、広域的に土地荒廃度を評価する手法を開発した。調査は中国を中心に行った。 4)恩田を中心に韓国の既存の流出プロットのデータを取得し、表面被覆と浸透能の関係について解析し、北東アジアの土地荒廃状況を浸透能から把握する方法を開発した。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件) 学会発表 (9件) (うち招待講演 1件)
Earth Surface Processes and Landforms
巻: 印刷中 ページ: 印刷中
Sciences in Cold and Arid Regions
巻: 5 ページ: 126-132
Proceedings of the 22nd Salt Water Intrusion Meeting, 17 - 22 June 2012, Armacao dos Buzios, Brazil
巻: 1 ページ: 56-59
Hydrological Sciences Journal
Procedia Environmental Sciences
巻: 17 ページ: 211-220
10.1016/j.proenv.2013.02.031
Hydrobiologia
巻: 691 ページ: 157-169
ISPRS Journal of Photogrammetry and Remote Sensing
巻: 72 ページ: 90-98
巻: 64 ページ: 74-87
Modeling approach. Limnology
巻: 13(2) ページ: 237-252
Geoderma
巻: 192 ページ: 59-67
DOI: 10.1016/j.geoderma.2012.08.030
J. Geophys. Res.
巻: 117 ページ: F04027
doi:10.1029/2012JF002499.